
やらなきゃゼロ!

若い夕張市長の物語。なんと、全国最年少市長だそうな。
東京都の職員だった鈴木直道氏。出張先の夕張市に想いを寄せ、復興させるために、夕張市長になることを決意し、退職して夕張へ。市長は選挙で選ばれるので、とうぜん当選しなければ無職になる。その覚悟を持った決断力と行動力が素晴らしい。
選挙活動やその後の施策、彼の考え方などなど、本書に書かれている内容は素晴らしく、彼のような市長がいるなら、夕張に住んでみたいとすら思うほど。
もっとも厳しい市である夕張を選んだ彼には、いかなる苦難も乗り越えられる自信がついたことだろう。世界的にも注目される高齢化社会である夕張で、さらなる活躍を願ってやまない。