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パンターニ

副題は "〜海賊と呼ばれたサイクリスト〜" 。とても愛された一人のプロ・ロードレーサーのドキュメンタリー。

パンターニは ランス・アームストロング より、少し前に活躍した人なので、前記事で取り上げた 疑惑のチャンピオン より、ちょっとだけ時代は遡る。そして、二つの映画での扱いも違っている。どちらもドーピングの話が出てくるのだが、 ランス・アームストロング はヒール、 マルコ・パンターニ は (マフィアか、スポンサーか…の) 陰謀論的な感じになっている…かな。

ヘルメットが義務化される前の時代で、バンダナやスキンヘッドがシンボルとなっているパンターニ。その走りはとっても魅力的で、観る者をとても興奮させる。今年のブエルタ・ア・エスパーニャで魅せたコンタドールを上回るんぢゃなかろうか? …というほど、とてもドラマティックな熱い走りだ。

で、まあ、ドーピングの話しが出てくるのだけど、若くして オーバードース で亡くなったので、ドーピングの真実は神のみぞ知る…になってしまった。勝負の世界、エンターテイメントの世界だから、まあ、いろいろあるのだろう。ただ、魅力的な選手が亡くなられたことを残念に思うばかりだ。