
火星の人
映画 オデッセイ の原作小説。かなり面白くて、一気に読んでしまった。
火星探査中に嵐に巻き込まれ、死亡したと思われて一人だけ取り残されたワトニーのサバイバル物語。魔法や秘密兵器は登場しない。おおよそ義務教育で学ぶ科学知識を駆使して、地道な計算と実験を繰り返し、一つずつ問題を解決してゆく。
もともと、ウェブサイトで連載していたものを kindle で出版して、大ヒットした作品だそうな。悲観的にならず、常に策を考え続ける主人公の姿勢が、エンジニア層のハートをがっちり掴んだのだろう。
とても面白くて、久しぶりに一気読みしてしまった。…だけぢゃなく、そのまま続けて映画まで観ちゃった。 ^^
小説を読んだ直後に映画を観てるから、いくつかのハプニングが映画だと描かれてないのが気になったりしたのだけど、十分に見応えのある映画だった。マット・デイモン演じるワトニーは、原作よりも、ちょっと生真面目に見えた。原作のワトニーは、ウィットに富んだムードメーカーな印象。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)
posted with amazlet at 16.09.28
アンディ・ウィアー
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