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仕組み進化論

138 億年かけてできた自然の仕組みを鑑みつつ、人類の仕組みを振り返る良書。

焦点を "仕組み" に絞った本書は、メタ仕組み本とでもいうべき内容で、巷の仕組みの本とは一線を画している。著者の小飼弾氏は、本書の中でなかなか過激な提言をしている。 "本当の" 20% ルールとは、既存の仕組みを回す仕事を勤務時間の 20% で終わらせ、80% を新しい仕組みづくりに当てるというものです。" と。Google の 20% ルールでは、勤務時間の 20% を割り当てているところを、それでは不足だと言うわけだ。理由は本書を読んでいただくとして、サービス残業やブラック企業といった単語が話題となるご時世で、この提言が少しでも広まることを願うばかりだ。

目次

Part0 : 仕組みづくりが仕事になる
Part1 : 仕組みの仕組み
Part2 : 仕組みを作り直す
Part3 : 仕組みを使う
Part4 : 仕組みを合わせる
Part5 : 仕組みと生物
Part6 : 仕組みの未来
  • 仕組み進化論 [単行本]
  • 仕組み進化論 [Kindle版]