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ハンガー・ゲーム 2

日本でのあまり奮わなかったようだけど、 2 を観て原因が分かった。サバイバルスリラーぢゃなくって、スターウォーズとか、アバターに近い SF 革命モノだった。売り方を間違えて、ターゲットに刺さらなかったと言ったところだろう。悪くない映画なのに、もったいない…。

"ハンガー" と言えば洋服掛けを思い出すが、スペルが違う (hanger と hunger)。ハンガーストライキ (ハンスト) のハンガーで、意味は空腹とか飢餓とか渇望とか…いったところ。生き残ると巨額の賞金を手にできるところから、賞金渇望を指してハンガーゲームと名付けられたという設定だろうか?

ハンガー・ゲーム 2 では、記念となる 75 回目ということで、例年とは違う特別なゲームが開催される。75 がなぜ記念なのかは、クォーターの概念がない日本人には分かりにくいが、まあ、そーゆーことだ。で、今回のルールは、歴代の勝者によるチャンピオンズリーグのようなものとなる。「年齢、および健康状態は考慮しない。」ということで、70 年前の勝者であっても招集されるルール。せっかく、一生安泰だと思っていたのに、なんてこったい…ってなもんだろう。

このようなルールになってしまったのは、反乱分子のシンボルとなりつつあったカットニス (ジェニファー・ローレンス) を抹殺するため。希望を失った反乱分子が沈静化することを期待してのもの。だが、安泰な暮らしを妨害され、再び命がけのゲームに巻き込まれたプレイヤーたちが大人しくしているハズはなく、革命の目は少しずつ育ってゆくのであった…。