
口説きません、魔法をかけるだけ。
副題は "モテる男の恋愛法則55" ということで、いいことを書いているような気もするが、まあ、ネタ本かなぁ? (^^;
著者は 中谷彰宏 氏。なんと著書は 800 冊を超すそうな! 呼吸をするかのように本を書いておられるご様子。何冊か読んだような気もするが、著書リストを見ても思い出せない…。
さて、本書。「口説き方を知ろうとしているうちは、モテない。」「口説かなくても、魅力のある男になることです。」ということで、自分磨きを説いたもの。「今モテなくても、将来、5年10年たってモテるようになることのほうが、もっと大切です。」とのこと。そりゃそうだ。上辺だけ取り繕った数時間で飽きる人より、噛めば噛むほど味わいのある人物の方が魅力的だし、長くつきあえるってものだ。底の浅い男はモテないよなぁ〜、ということで納得。
ただ、55 の法則はネタっぽいモノが多い気が…。完全にネタというほどではないのだけれど、全般的に軽い印象だった。
- おばあちゃんにモテよう。
- スーツよりも、シャツをオーダーメイドしよう。
- 相手をフェロモンで選ぼう。
- 仕事に打ち込むことで、フェロモンを出そう。
- 高価なアクセサリーより、いいペンを持とう。
などなど。確かに、そう思うのだけど、なんか軽い感じがする。まあ、重いより軽い方が、一般的に受け入れられやすいのだろう。上っ面を取り繕うより、しっかりと中身を磨こうという本質的なところはハズしてないし。
…という訳で、魔法使い [1] になるために "口説きません、魔法をかけるだけ。" (もしくは "口説きません、魔法をかけるだけ。[kindle版]") を読まれてはいかが?
Note
[1] | 同人用語の 魔法使い ではなく、本書の '魔法をかけるだけ' の意味での '魔法使い'。 |