
マッチ箱の脳
もしかしたら、もっともわかりやすい人工知能の説明本かもしれない。
マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話
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森川幸人 (2014-01-05)
売り上げランキング: 26,044
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著者の森川幸人氏は、グラフィック・クリエイターだそうで、プレステのゲーム がんばれ森川君2号 、 アストロノーカ の開発に関わっておられたそうで、現在は 株式会社ムームー を経営しておられるとのこと。
マッチ箱を使って GA (遺伝的アルゴリズム)、 NN (ニューラルネットワーク) の動作を解説した本書は、難しい数学やプログライミングの話はなく、まったく前提知識がなくても楽しく読める。手元にマッチ箱を用意して、本書の説明通りにマッチで遊ぶと、かなり楽しいに違いない。まあ、現代は手元にマッチがない人が圧倒的に多いと思うけど、そこは各自工夫が必要ではあるのだが…。 ^^;
かなりシンプルな人工知能のモデルなので、本書を読んだ後に、ディスプレイに向かってポチポチタイプして、「こんなもんかな?」とプログラムを走らせてみると…。「うぉ! おもしろい!! ちゃんと学習した!!!」という体験もできた。 ^^ 実際に活用する場合は、紹介されているほどシンプルではないだろうけど、エッセンスを学ぶには十分そうだ。著者が関わった がんばれ森川君2号 、 アストロノーカ でも、本書で紹介された人工知能のアルゴリズムが活躍しているそうなので、とっても興味があるのだけど、さすがに古いゲームなのでプレイするつもりはない。 ^^;
そろそろ冬休みに入るので、ちょっと人工知能で遊んでみようと思っている。 ^^