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空気人形

いい映画だと友だちに勧められたのだけど、名作と呼ぶにはやや抵抗がある。なんせ、ラブドールが主役だからなぁ…。 (^^;

秀雄 (板尾創路) が持っていた空気人形が、ある日、心を持ってしまう。ここから空気人形を韓国人女優のぺ・ドゥナが演じる。スラリとした細身の裸体と、やや拙い日本語がちょうど空気人形っぽさを醸し出していて、絶妙なキャスティングではある。で、街に出て、興味本位で歩き回って、いろんなことに遭遇し、心というものを学びつつ、レンタルビデオ屋で恋をして…。

そして、倒錯的なラブシーン。彼女の空気を抜いて息を吹き込むというのを繰り返す (空気人形だからね)。不思議なことに通常のラブシーンより官能的で、ゾクゾクしてしまう。そして、今度は…。いや、多くは語るまい。なんとゆーか…痛い。彼女のしていることの意味は分かる。気持ちは分かる。分かるのだが…痛すぎる…。 (><)

いろいろ考えさせられるエロティックフィロソフィー。もう少し丁寧に描写すれば名作度合いがアップしたかも…と思うところもあるにはあるが…。まあ、名作と言っていい映画だろう。誰もが共感できるのかどうかは分からないのだけど…。 (^^;

  • 空気人形 * エラーが出ているが、ドメインからして公式サイトだと思われる。
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