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夢をかなえるゾウ

おもしろくて読み応えがあり、とっても実用的な、笑える自己啓発本。子どもでも読めるぐらいのユーモアあふれる物語なのに、明日から変われるノウハウ満載。

ずいぶん昔に単行本で読んだのだが、 Kindle 版を見つけたので、改めて読み直してみた。相変わらずの名著だった。

関西弁を話す像の神様 "ガネーシャ"。数々の偉人を支援してきたと自称する、うさんくさいガネーシャが、ある日、主人公の前に現れる。

  • 「ぶっちゃけた話、自分、しょぼいやん?」
  • 「自分みたいに、いっつもぐだぐだしてて自分で決めたことも実行でけへんしょうもないヤツでも、できる感じにケアしたるから、その辺はワシにまかせとき」

そんなやり取りから、ガネーシャの無茶振りの課題が始まる。ガネーシャのただのワガママとしか思えない課題、付け焼き刃で行き当たりばったりの課題に、 "ホントに神様?" と疑惑たっぷりながらも、主人公はなんだかんだと課題をクリアしてゆく。課題の意味を語るガネーシャの言葉と、主人公の学びを通じて、知らず知らずのうちに読者をガネーシャワールドに引き込んでゆく。

靴を磨く。トイレを掃除する。まっすぐ帰る。課題はこんな感じで、誰にでもできることで、特別なことは何もない。だがしかし、これには深〜い、深〜い、それこそマリアナ海溝よりも深〜い、深淵なる理由が隠されているのだ。…その謎は、本書で堪能されたし。

  • 夢をかなえるゾウ [Kindle版]
  • 夢をかなえるゾウ [単行本]
  • 夢をかなえるゾウ [文庫]

…さて、靴を磨くとするかな。 ^^