
殿、利息でござる!
コメディ時代劇かと思ったら、実話に基づいた名作だった!!
殿、利息でござる! のタイトルや予告編から、完全にコメディだと思い込まされて、観始めたわけだが…。
舞台は、仙台藩の宿場町である吉岡宿。現代の宮城県黒川郡大和町で、 ツール・ド・東北 を走った私としては、思い入れのあるところ。
当時、宿場町間の物資の輸送を行う 伝馬役 というのがあって、吉岡宿ではその費用はすべて住民負担だったそうな。夜逃げが相次ぐほどの重い負担だったことから、藩にお金を貸して、その利息を充てることを画策するが、藩の財政に影響を与えるほどの金額を用意することは、貧乏な百姓に簡単なはずはない。何年もかかる一大事業だ。さてさて、どうなることやら…。
この話、なんと実話だそうで…。実在した志の高い人たちの物語。
原作はこちら。
コメディだと思ってたのに、涙が溢れる感動作品だった。