
パーフェクトフレンド
"[映] アムリタ" に続いて、野崎まど氏を読んでみた。ネット情報によると "2" というのが面白いらしいのだが、その前に "パーフェクトフレンド" を読んでおいた方がいいとのことだったので。
登場する主人公らは小学生なのだが、早々に大学院まで終えて、数学者をやっているという天才少女だったりするので、会話の大半は普通の大人な内容。扱っているテーマは "友だちとは何か?" という哲学めいたもので、これがなかなか興味深い。そしてもちろんミステリー。「ん? 夢オチか?」と思うような展開だが、そうではなかった。最後は読者に判断を委ねる感じで煮え切らないのだけれども、後続作品への布石のようにも思える。…と言うわけで、次は本命の "2" を読むことにする。他の野崎まど作品も読んでおいた方が良さそうな気もするが、我慢ができない…。 ^^;
- パーフェクトフレンド [文庫]
- パーフェクトフレンド [Kindle版]