このエントリーをはてなブックマークに追加

世界は僕らの挑戦を待っている

トライアジアグループ最高責任者の横井氏の著書。昔、少しばかりご一緒したことがあるのだが、 すっかり大物になられたご様子。 ^^

トライアジアグループと言っても、多くの日本人は知らないかもしれない。カンボジアで活躍する日本企業だからね。

立ち上げてからわずか 2 年で、飲食、建築、TV 局、サッカーチームなどなど…を持つ、コングロマリット (複合企業体) を作り上げ、そして今も急成長中なわけだけれども、日本だと三菱とか住友なんかに相当するだろうか。平成の岩崎弥太郎と言っていいかもしれない。その横井氏が学生の頃から今までの軌跡を、カンボジア周辺のアジア諸国の情勢とともに綴ったのが本書で、後に続く若者たちを鼓舞する内容になっている。

私が初めて横井氏にお会いしたのは、トライアジアの影も形もなかった頃のさらにずっと前。当時は投資不動産のマッチングをやってらっしゃったかな。野心溢れる個性的な若者だけれども、落ち着きのある理路整然とした人だった。他人を騙したり陥れたりする悪人系の人ではまったくないのだけれども、ネットを見ているとよろしくない評判もあるようだ。

資産があったわけでもないただの若者が、海外でコングロマリットを作るという離れ業をやってのけた訳で、間違いなく偉人の一人。カンボジアの歴史の教科書に載ったりするかもしれない。なお、この本の印税は奨学金として寄付されるとのこと。

  • 世界は僕らの挑戦を待っている [単行本]
  • 世界は僕らの挑戦を待っている [Kindle版]