11月 29, 2014

ジーンマッパー

「VR (仮想現実) に興味があるなら、この本は必読でしょう。 ^^」と友だちに勧められたのが、ジーンマッパー。遺伝子組み換え技術が発達し、仮想現実が日常化した未来を舞台に、事件が起こる!

遺伝子組み換えにより、任意の食物を育成できる未来で遺伝子汚染が発生した。ハッキングしたのは誰だ? という SF ミステリー作品。

この本、驚くことに執筆、編集、表示デザイン、広告、出版まで藤井太洋氏が一人でなされたのだそうな。セルフパブリッシングとは言うけれども、まさかひとりで全部をなさるとは…。小説も面白かったが、どちらかと言えば著者の行動力の方に圧倒されてしまった。 ^^;

デジタル技術のおかげで、ありとあらゆるツールやサービスが、個人の力の増幅を助けてくれる現代。その気になれば、このぐらいのことはできてしまうという先陣を切ってくださった訳だ。

出版社を巻き込むアナログ努力から、デジタルを味方にする努力へ。時代が移り変わろうとしている瞬間に立ち会った気分だ。 ^^

投稿者 Tommy

カテゴリー: book

タグ: book, SF, ミステリー

Tommy Heartbeat